Try Again

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Try Again

体調を崩し会社を退職した。実家に戻って療養し、1年半が過ぎた。メンタルの不調が原因で、自分が正常ではないと気づきつつも、働かなければならないという切迫感でいっぱいだった。まるで袋小路に追い込まれて、AかBか、するか、しないかという2択で物事を決めなければならないような急き立てられる不安に追われていた。会社に迷惑をこれ以上かけられないと思い、退職を決意した。本音を言えば、会社に対する愛情が薄かったのかもしれないし、自分の将来を悲観していたのかもしれないと今なら話せる。実家に戻っても、なぜ自分が実家にいるのか、仕事をしていないのかと自問自答していた。家族の支えがあって健康な状態を取り戻していて、良かったし、ありがたいと思う。

 

仕事をしていた時は、テレビをめっきり見ていなかったため、久しぶりにテレビを観ている。今年は世間を驚かせるようなニュースが毎日のように起きている。つい先日は、STAP細胞の件で死者が出てしまった。非常にショッキングだ。人が死ぬこと、まして死ななくていい人が死ぬことほど悲しいことはない。この一件で、STAP細胞の問題の幕引きになり、別の問題にまで広がりそうだ。本当に生きてほしかった。自分自身の経験もあり、苦悩する彼を擁護したかった。しばらくすると、別の話題や番組にテレビは移っていく。すると、連載中の頃から知っていた『宇宙兄弟』がアニメで放映されていた。主人公の1人 南波六太の姿を見て、また胸に熱くこみあげてきた。境遇は違うにしろ、再チャレンジすることも出来ないことではないと励まされた気がした。マンガだとしても、他人の人生を垣間見た気がして、勇気づけられた。